大変ご好評いただいている輪島塗国産天然本漆の応量器５セットのご提供です。別に出品している四つ椀応量器のおまとめ割となります。国産漆とは…漆の国内需要の９７％を中国産に頼り、残り３％の国産もほぼ国宝や重要文化財の修復に使われる現実。。。伝統工芸と言われる漆器もその殆どが中国産漆で、国産漆は現在使いたくても手に入らないという状況。ウルシオールの比率が高いその極めて希少な国産漆を求めるには過去に遡るしかないのです。輪島塗とは…「輪島地の粉」と「布着せ」により丈夫さと剥げにくさといった堅牢さと漆独自の色彩光沢を発揮した美しい漆器。それが輪島塗です。製品の出来上がりまでに124の工程をふむといわれ、実用漆器として昔からその堅牢さと美術品としての美しさを併せ持つ唯一無二の漆器です。写真の通り弘化二年（乙巳 きのとみ　1845年）と幕末の頃の漆器であり、170年以上経過しているため、状態にばらつきがあります。ただし下地のしっかりしているものはある程度時間が経っているほうが硬くて丈夫です。100年以上熟成されたお椀ということになります。前半の写真ではわかりませんが、特に四つ椀の下二つは写真6.8.9の様に椀の中が深緑に焼けがあります。中には少し斑模様になっているものもあります。また、経年により多少縁や高台に擦れがあったり歪みが生じているものもあります。ただこれも天然素材の味わいと言えます。使用には問題ないですが、古いもののご理解ある方のご購入をお待ちしております。ミニマリストの方にもお勧めです。箱は付きません。