1986年モデルピン アイ2 ベリリウムカッパー2〜S 計10本セットシリアル全て一致カラーコード　レッド『飴色に変わった銅の色って魅力的なのです。金属の冷たい無機質感より暖かさ柔らかさを感じませんか？』銅楽器扱う方良く言います。クラッシックな風合い雰囲気は圧倒的な存在感。ベリリウムと銅の合金素材ベリリウムカッパー。時間と共に酸化変色するショップ泣かせ素材もファンから『ベリ』『カッパー』と呼ばれ人気を博しました。しかし90年代突然生産中止、鋳造時に出るガスと研磨切削時の粉塵が人体に影響があるという大きく分け２つの理由。そんなビンテージ感溢れるアイ2ベリリウムカッパーは近年コレクターズアイテムと化し市場は枯渇、永きに渡り愛され続ける伝説の名器です。こちら９本セットに２番を加えた 計10本。２番は別売オプションなので通常シリアル番号違うのですが、全て一致の貴重なカスタムオーダー品。アイ2スタンダードシャフトのEZライトはラベルも残り綺麗な状態。交換してあるロイヤルグリップ良好、知る人ぞ知る超難航経年硬化グリップ剥がしは済んでいるのでお好みグリップへ移行も簡単。年式考えれば普通にシャフトはサビにまみれウェッジの溝潰れ当たり前も、こちら画像の通り私のコレクションの中でもかなり高レベル。渋いヘッドと輝くシャフトの美しいコントラストはカートから目立つこと請け合い、メンテする時間も味わい深く楽しいと思います。以下余談マッスルバックアイアン全盛期、ピン創設者であるカーステンソルハイム氏はキャビティバックを世界で一番早く取り入れ発表。[グースネック][ソール形状][重量配置]全てに緻密な計算と意味がありステンとカッパーでフェイスの厚みを変え細部までこだわり造り上げた匠の技。斬新で奇抜なデザインは酷評され認知されるまではかなりの時間を要した様ですが、その優しさは保守的だった業界にセンセーションを巻き起こしたのでした。ピンを愛しアイ2進化のため情熱を注ぎ込み細かな改良を重ね続けるも創造的ゆえにUSGAとの角溝論争で濡れ衣を着せられ終焉を迎えることに…主観の御託を長々と書き連ね申し訳ございません大変失礼しました。時代の先駆者に思いを馳せjazz流しレトロ気分に浸り眺め雰囲気と共に味わう一杯は格別、希少価値ご理解頂けると嬉しく思います。